ソフトバンクで利用していたiPhone4Sの契約更新月を迎えたので、今後どのように運用するかいろいろと検討していました。私の場合、docomoのガラケーとiPhoneの2機持ちだったので、iPhone5Sにまとめるか、このまま2機持ちを継続するかの2択で悩みました。
出した答えは2機持ちの継続。私の使い方だとiPhone5Sにしてもあまりメリットが感じられなかったので、このまま2機持ちを継続することにしました。
ただし、ソフトバンクは解約。OCNモバイルONEを利用して、iPhone4Sを月額980円で運用します。これでかなりコスパが上がります!
OCNモバイルONE(マイクロシム)を用意する
OCNモバイルONEは月額980円(定額)からNTTドコモのLTE・3G回線を利用できる通信サービスです。都市部はもちろん郊外でも安定しているNTT回線が格安で利用できるようになっています。
購入する際には、SIMの形状に注意が必要です。iPhone4・4sなら「マイクロ(micro)SIM」、iPhone5・5C・5Sの場合は「ナノ(nano)SIM」が必要になります。
今回はiPhone4Sなので「マイクロSIM」を購入しました。
SIMロック解除アダプタを用意する
キャリア経由でiPhoneを購入した場合、解約してもOCNモバイルONEを利用することはできません。いわゆるSIMロック状態となっています。
このSIMロックを解除するためには専用のSIMロック解除アダプタを用意する必要があります。
キャリア別、iPhone機種別に専用のものが用意されています。私が購入したのはソフトバンクiPhone4S専用のKingmobile 【SIMロック解除アダプタ】 iOS7対応です。
ソフトバンクでiPhoneを解約する
データ通信SIMとSIMロック解除アダプタが用意できたら、キャリアのショップに行って解約手続きを行います。更新月以外の月に解約すると手数料が取られてしまうので、自分の更新月はチェックしておきましょう。
契約を解除すると当然、iPhoneは圏外となりデータ通信ができなくなります。
OCNでサービスの利用申し込みを行う
OCNモバイルONEのデータ通信を利用するため、OCNのサイトにアクセスして利用の申し込みを行います。
▶http//s.ocn.jp/one1
利用者申し込みボタンからOCNモバイルONE SIMカード情報入力画面へアクセスして、「発信番号」「端末製造番号」を入力します。
その後、画面の案内に従って、手続きを行います。申し込み手続きが完了するとデータ通信の設定に必要な「接続先(APN)」「認証ID」「パスワード」が表示されるのでこの3つは必ずメモっておきましょう。
- 接続先(APN):3g-d-2.ocn.ne.jp
- 認証ID:XXXX@one.ocn.ne.jp
- パスワード:XXXXXXXXX
SIMを交換する
キャリアの解約が完了したら、OCNモバイルONEのSIMカードをKingmobileのアダプタにセットしてSIMの入れ替えを行います。
私の場合、アクティベーション機能付きの復元SIMカードを使用することはありませんでした。
SIM交換が完了するとこのようにキャリアがDOCOMOと表示されるようになります。ただこの段階ではデータ通信はできません。
接続先(APN)の設定を行う
SoftBankのiPhone4Sの場合、構成プロファイルというAPNの設定情報をiPhone4Sにインストールする必要がでてきます。
kingmobileのAPN設定方法が解説されているページを参考にして設定を行います。
▶http://kingmobile.jp/support-apn.html
Wifi経由でhttp://www.gevey.com/apn/にアクセスして、プロファイルの作成、インストールを行います。
ここでメモっておいた「接続先(APN)」「認証ID」「パスワード」の3つを入力することになります。
※Wifi接続ができない場合には、別途ソフトをPCにインストールしてプロファイルを設定する方法も解説されています。
プロファイルのインストール後に、Wifiを切ってネットに接続できれば完了。これで月額980円でiPhone4Sの運用が可能になります。制限容量以内であればかなりサクサク表示されますね。
※iPhone4Sはiosバーション7.0.4で確認しました。
メールはどうするか?
SoftBankを解約しているので、キャリアメールは利用することはできません。OCNモバイルONEでもOCNメールが無料で利用できるようになりますが、あまり使い勝手が良いとはいえません。
そこでおすすめなのがGmailですね。GmailであればPC、スマホ、タブレットどの端末からでもメールを確認することができます。
LINEと併用して活用すれば、もうキャリアメールの必要性は感じないですね。
通話はどうするか?
OCNモバイルONEには通話機能はありません。どうしても番号がほしいという場合には、「050plus」あるいは「SMARTalk」という050の番号が取得できるサービスを利用するのが良いと思います。
「050plus」は月額料金315円かかるが通話料が安い。「SMARTalk」は月額無料で利用できるが、「050plus」より通話料が高くなる場合があります。
通話の利用頻度に応じて、選択するのが賢いやり方でしょう。ただし050番号の場合、緊急通話など一部利用できない番号があるので注意が必要です。私のようにガラケーを通話専用で持つのも良いかもしれません。
OCNモバイルONEを利用してiPhoneを運用したいという人は参考にしてみて下さい。
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